二つの生き方
福音について知り伝える
序文
コロサイ人への手紙の中でパウロは、『この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それを本当に理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです (コロサイ 1:6)』と書いています。
聖書によると福音それ自体が広がっていく勢いのある力です、となっています。福音は人々の耳と心に入り、聞いた人々を変えていきます。それは世界中で実を結び広がり続けていきます。この福音は、鉢の下に置かれたランプのように、封じ込められたり隠し続けられるものではありません。それは人々に共有されることを求めます。
あなたがI今船出しようとしている、7週間の学びのコースのためのこの手引書には、
この力強い福音はあなたのためにあることを知り、しっかりと理解できるように手助けすること
機会があるときには、この福音を他の人に分かちあえるようにあなたを備えることという、二つ大きなのねらいがあります。
このねらいに沿って学ぶとき、このコースでは、私達の多くが何千人にも説教するビリーグラハムのように、またただ単に説教をするようになることでさえ、心に描いてはいません。このコースのねらいは、私達一人ひとりのクリスチャンが福音の鍵となるポイントを明確に理解するように整えられること、そして私達がその福音のポイントをーー職場や教会の礼拝後での特に聖書に関しての会話で、または何ケ月も何年にもわたる友人 関係においての会話でもーーはっきりと他の人々に伝えることができるようになることを目的としています。
この『二つの生き方』のコースを基にした概要は、最初、1980年代にオーストラリアのシドニーでフィリップ ジェンセンによって作られました。福音それ自身のように、この『二つの生き方』も世界中に広まっていき、そしてこのトレーニグコースを含むいろいろな資料で使われています。何年にもわたってこのコースのために働き作りあげてきたーー特にコリン マーシャル 、オーウエン チャドウイック、ジョン チャップマン、ステイーブ アボット、ブロウイン パートリッジ、ドミニク ステイール、そしてその他の多くの人々の働きのおかげです。
2003 年 4月
改訂版編集者 トニー ペイン
第1課
1、はじめに
あなたと一緒にこのコースを学ぶ人達のことを 知るために、少し時間をとりましょう。その人達のために祈ることができるように、グループの人達の名前をメモをとるのも良いでしょう。
2、このコースについて
『二つの生き方』福音について知り伝えるーーは、あなたが7週間のコースを通してイエス
キリストの福音についてはっきりと理解し、知識を得るあなた自身の言葉で福音を他の人達にどのように説明するのか、基本的なやり方を学ぶことを目的としています。
このゴールに到達するために、これから7課にわたっていろいろなことを学ぶ でしょう。
『二つの生き方』の概要に述べられている聖書的福音について、しっかり と学ぶ聖書の中心的な論理と福音の意味についてのさらなる知識を得、福音について 異なる事実をどのように適合させるか
『二つの生き方』の概要の基礎を、どのようにあなた自身の話し方に適応するのかを学ぶことによって、様々な状況でもあなた自身の言葉であ なたの信仰について明確にそして自然に説明できるようになる
あなたが理解した福音の原則を、他の人達に伝える
未信者の友人や家族のために祈ることを学ぶ
それぞれの課を学ぶのに、あなたのグループの様子によって、1時間以上はかけてください。またそれぞれの週に、いくつかの宿題もあるでしょう。明らかに、あなたがこの学びのコースから得るものは、あなたが宿題をするのにどれだけ努力をするか、によることが大きいでしょう。
3、あなたは福音についてどれほど知っていますか?
友達との会話の中で、もしあなたの信仰について話す機会があった時、あなたはどこから話しを始めますか。どうしたらクリスチャンの信仰について明確に簡単に説明できるでしょうか。
4、『二つの生き方』を行う
『二つの生き方』は、聖書的福音の主な要点を、6つの簡単な要点に集約しています。ちょっと立ち止まって、それらの概要簡単に見てみましょう。これらの6つの要点は聖書の短い要約を述べているだけでなく、論理的にキリスト教の主題について適合しています。
1、神様は創造主でおられるーー神様は人間を神様の権威の下において統治しておられる
2、人間は神様に反抗し、自分達の好きにやりたいと願っている
3、神様は、彼等の反抗の故に、人間を裁かれる
4、神様は、御自身の愛の故に、イエス様をあがないのためのいけにえとして送られた
5、神様の力によって、神様はイエス様を支配者そして裁き主として蘇えらせた
6、このことは、私達に罪を悔い改めてイエス様を信じるように促している
あなたは おそらく これからの数週間にわたって『二つの生き方』についてしっかりと学んでいくでしょう。そして聖書の異なる事柄がどのように繋がるのかを考えていくでしょう。しかし、誰かとの会話で、ただアウトラインにある言葉を繰り返すのは難しいでしょう。それはあなた自身の言葉と話し方によるのです。
これから挙げる二つの要点はどちらも大切です
テキストをしっかりと学ぶことにより、学んだことはあなた自身のものになります。そうすることによって、学んだことはあなたの考えかたの 軸となります。
そして学んだことにあなた自身の言葉をあてはめると、あなたの思うことを自然に他の人達に伝えることができるようになります。
一度福音があなたの心の中で明確になり何度か他の人達に説明する練習をすると、誰かに『二つの生き方』のアウトラインについて話す機会や、またはただ誰かとの会話の中で二、三の関係する箇所について触れる時に等、色々な異なる状況で何か福音について話すことができるようになります。(このことについては次の課でさらに触れていきます。)
5、宿題
a、あなた自身の生活についてと、あなたが他の人達に福音を伝える時のあなたの態度について祈りましょう。
b、あなたの知人の中でクリスチャンでない、二人の人の名前を書きましょう。
c、『二つの生き方』について学ぶ
この宿題の中で、あなたは『二つの生き方』のアウトラインについて暗記するようになるでしょう。
ステップ1は絵に描いて覚えます。それはただ簡単なだけではなく、あなたの心の中に描いたことがしっかりと焼き付きます。こうするとその絵に関係する言葉を覚える ことが易しくなります。
ここにどのように絵を描いて覚えるのかを説明します。
i、付録のCDのトラック3を聞いてください。一人が『二つの生き方』の本文を読みます。そして同時にもう一人が、どのように絵を描くのかを説明します。説明を聞きながら、12ページの絵を見てください。(注意、一緒に書かれている聖句は絵の一部とみなします。)または、CDの中の CD-Romにある、短い映画の『暗 記でのプレゼンテーションのやり方』を見てください 。
ii、CDのトラック3を聞くか、又は先程見たCD-Romの短い映画を見てください。でも今回は13ページの点線で描かれた方の絵を自分でなぞって、絵を描いてみてください。
iii、もう一度、CDの中のトラック3を聞きながらか、 先程の映画を見ながら、14ページの空白部分に自分で絵を描いてみてください。
iv、CDの中のトラック4 (これは本文を読んでいるせりふがはいっていないものです) を聞きながら、15ページにある空白部分に自分で絵を描いてみてください。
紙に自分で全部の絵が描けるようになるまで、ステップiii、iv を繰り返してください。
暗記の2番目のステップ で『二つの生き方』を覚えるということは、絵にあるそれぞれの聖句を学び始めることです。このマニュ アルの後ろ表紙の中に、暗唱聖句のカードを用意してあります。 (そのページを切り取って、点線を切ってください。) これらのカードを持ち歩くことをお勧めします。そうすればいつでも機会がある時には、聖句を繰り返し見直すことができます。
聖句を学び始めるのに、下記の方法をお勧めします。
i、カードの暗唱聖句の聖書箇所から始めて、聖句を2、3回、声に出して読んで、最後に又聖書箇所を読みます。
ii、今度は聖句の前半部だけを声に出して読みます。それからカードを裏返して、その前半部を暗唱できるか試してみましょう。この前半部を暗記するまで、このやり方を繰り返しましょう。
iii、同様に聖句の後半部も暗記しましょう。(ただし、3
番目の絵の聖句、ヘブル
9:27
の様に、明らかに聖句が短い時は、2
つ の部分に分けて暗記する必要はありません。
iv、今度は聖句の最初から最後まで通して声に出して言ってみましょう。それからカードを裏返して暗唱してみましょう。
v、覚えた聖句を度々暗唱しましょう。あまり日をおかないで繰り返し暗唱することは、聖句をあなたの心に刻みつけるのに、番良い方法です。
今週の暗唱聖句は 黙示録 4:11 です。
セッション 2
1、先週の宿題
a、前に書いた、祈りのリストを見て、少しの間祈りましょう。
グループの人の名前 二人の未信者の友人
b、前のセッションで覚えた絵を描いてみましょう。
良かった点
もう少し努力が必要な点
c、暗記した 黙示録 4:11 を紙に書いてみましょう。
2、どのように『二つの生き方』は、あなたが福音を知り他の人に伝えることが
できるようになるのを手伝うでしょうか
この『二つの生き方』のアウトラインは私達に福音の*あらすじを教え、私達が福音について知り他の人達に伝えることができるよう、下に示されたよう、私達を助けてくれます。
*
福音の持つ論理と力について、福音がどのように合致するのか、どこで始まりどこで終るのか、どのように福音に対して応答するのか、ということについて私達が理解できるようになります
*アウトラインは簡単で明確に私達が暗記できるものです
*これらの基礎の上に、どのような状況でも、私達自身の言葉で、福音を他の人達に伝える用意ができます
a、*Pros
and Cons
この『二つの生き方』のような、簡潔にまとめられた福音んについての良い点と好ましくない点について、話し合ってみましょう。下に大事な点について書き留めておきましょう。
良い点
好ましくない点
b、練習してみましょう
*福音を伝えるのに『二つの生き方』のアウトラインを使っていることを想像できる、色々な状況について話しあってみましょう。
3、実際的な練習
このコースは福音を知り伝えるようになることについて教えています。知ることは、一つは感覚によること、つまり読む、考える、話し合う、聞く、復習するなどを通して学ぶような情報体によって知ることです。学ぶことはグループでもできますが、私達が自分達自身だけでも学ぶことができます。
しかし、このコースの中で、伝える、ということは、実用的な技能をいいます。何かをどのように行なうのかーーここでは、自然に明確にキリストの福音を誰かに説明することを学ぶことを指します。これは、私達が教室で、または本を読んだりテープを聞いたりすることによって学べるようなものではありません。実用的な技能は、それを修得する前に練習されなければなりません。
そのためにこのコースには実際的なトレーニングが含まれています。第3週では、実際に誰かに福音について説明するという宿題で始まるでしょう。
これはクリスチャンの友人か家族に福音を伝える練習から始めると易しいでしょう。その後の数週間で、あなたは福音を伝えることに自信を増すようになるでしょう。そしてこの練習のゴールは、未信者の友人や知り合いに、できればあなたのグループのリーダーと一緒に福音を説明する練習をすることです。
コースは下に挙げるように進みます。
第3週: 基本的な『二つの生き方』のアウトラインについてクリスチャンの友人に説明する練習
第4週: クリスチャンの友人にあなた自身の言葉と話し方によって、 『二つの生き方』のアウトラインをより詳しく説明する練習
第5週: あなた自身の言葉によってあなた個人のものとなった『二つの生き方』のアウトラインを教会の誰かにか未信者の友人に説明する機会を求め、また祈る
第6週: 『二つの生き方』のアウトラインを説明する練習をする機会を探し、又もし事情が許せば、リーダーと一緒に誰か家のドアをノックしたり、知らない人に説明してみる
これらの練習の課程についてあなたのリーダーに知らせ、あなたの場合にあてはまるのか話し合ってみましょう。あなたがどのように思うのか、そして どのような態度があなたに必要か、またどのようなことに気を付けたら良い のかを話し合ってみましょう。
あなたの思うこと
あなたの態度
気を付けるべきこと
4、宿題
a、祈りのリストにある未信者の友人のために祈りましょう
b、『二つの生き方』について学びましょう
*
黙示録 4:11
の暗唱を繰り返しましょう。
*
ローマ 3:10 - 12
を覚えましょう (2
番目の絵の聖句です)。
*
『二つの生き方』の最初の3つの絵の説明文を覚えましょうーーこの説明文はそれぞれの絵についての説明で、それぞれ他の絵に関わるものです。
『二つの生き方』 についてを学ぶことは、色々な意味において、暗唱聖句を学ぶことでもあるようです。(セッション1の宿題の暗唱聖句のヒントを参照)
c、福音を理解する
(パート1)
*
セッション 3
の中の話し合いの準備のため、付録のCD
(トラック 5 から始 まります)
にある『福音を理解する
(パート1)』の中の話を聞いてみましょう。 この話は、アウトラインの最初の3つの絵が意味する、偉大な聖書の真実に ついてより深い理解をあなたに与えることでしょう。そして特にそれらの絵がどのように一致するのかについて理解できることでしょう。
話しの内容をより理解するために、CDを聞きながら下にある表のアウトラインを使ってメモをとると良いでしょう。
福音を理解する
(パート1)
表 1: 天地創造
1、何故天地創造が大切なのでしょうか
2、鍵となる考え
a、
神様は世界の創造主である
b、
神様は愛を持って全てを支配される御方
c、*
支配者としての人間
3、選択肢
a、物質主義または*偶然的主義
b、神秘主義
c、理神論
d、反論;悪についての問題点
4、結論
表 2 : 罪
1、何故罪が重要なのか
2、鍵となる考え
a、罪の本質
b、罪の普遍性
c、罪の結果
3、選択肢
a、全てが良い
b、誠実さ
c、50%の解決法
d、*善良さのしるし
4、結論
表 3: 裁き
1、 何故裁きが重要なのか
2、鍵となる考え
a、歴史の中に見る神様の裁き
b、人間の死ぬべき運命のために、神様は裁かれる
c、世の終りに神様は裁かれる
3、選択肢
a、神様は愛なので裁きは無い
b、万人救済説
4、 結論
セッション 3
1、宿題を見直しましょう
a、祈りのリストにある人達のために祈りましょう。何か付け加える祈り課題があったら、下に書きとめておきましょう。
b、2人ずつ一組になって、前に覚えた最初の3つの絵と暗唱聖句を書いて、お互いに説明しましょう。
良かった点
練習が必要な点
2、福音について知る
a、下に示す事柄について、あなたの対応を話し合ってみましょう。
福音は理論的なものではない。福音は一人一人の神との個人的関係だ。
b、下に示す聖句を読んでみましょう。
第1コリント 15:1-8、コロサイ 2:6-7、第2 テモテ 3:14-15
c、これらの聖句は、キリストの福音を知り、学ぶことについてどのように教えていますか。
第1コリント 15:1-8
コロサイ 2:6-7
第2 テモテ 3:14-15
これらの聖句はどのようなキリスト教のメッセージの本当の意味をあらわしていますか。
第1コリント 15:1-8
コロサイ 2:6-7
第2 テモテ 3:14-15
3、福音を理解する (パート 1)
上に示した聖句 (そして新約聖書の中の他の多くの聖句においても)の中の裁きついては、聖書にあるキリスト教の福音の焦点は、キリスト御自身 --- すなわ ち贖いのための犠牲であるキリストの死と蘇り、すべての支配と権威の上に 着座されるために再び昇天されること、悔い改めて神に立ち返り罪から救われるように全ての人に呼びかけておられること --- に締めくくられます。
でもイエス様は何も無いところに来られるのではありません。イエス様は旧約聖書の中に表されているように、すべてのものの頂点に立たれる御方として、又は歴史における神様の偉大な御計画の成就として来られます。「聖 書に示されたとおりに」イエス様は私達の罪のために死なれて、そして蘇ら れました。言いかえれば、神様があらかじめ御自身と*人間性について明らかにされたことについての理解を無くしては、イエス様がどのような御方で あって、何をなさるために来られたのかを理解するのは大変難しいでしょう。
このことは『二つの生き方』の福音のアウトラインの強みです。イエス様について表すことを最終的な中心としていても、福音の理解に必要な背景はすべて含まれているので、イエス様についてのメッセージの意味がわかります。
ある意味では、『二つの生き方』は世界の聖書的な歴史の縮小版でもあります。『二つの生き方』は私達の今持っている問題にどのように巻き込まれたのか、そして神様がどのようにイエス様を通して私達を救おうとなさってい るのかを教えています。
『二つの生き方』のアウトラインの最初の3つの絵について復習しましょう。 そしてそれぞれの要点がどのようにつながるのか考えてみましょう。もし必 要でしたら、宿題の『福音について理解する』で話したときノートを参考に してください。
a、何故、天地創造の教義が、神様について理解するための必要な基礎であり背景となるのでしょうか。
b、何故、罪について理解する(要点2)ために、天地創造について理解すること(要点1)が必要でしょうか。
c、何故、裁きについて理解する(要点3)ために、天地創造と罪について理解すること(要点1、2)が必要でしょうか。
4、宿題
a、セッション2 の祈りのリストから祈りましょう。
b、『二つの生き方』の学び
黙示録 4:11 と ローマ 3:10 - 12 復習しましょう。
ヘブル 9:27 (図3の聖句) を覚えましょう。
『二つの生き方』の 図 4 - 6 の文について学びましょう。これは、アウトラインのそれぞれの図の説明文で、図がお互いに関係しています。絵 を描くことが、文を覚えるのに役立つでしょう。
c、『二つの生き方』を伝える
クリスチャンの友人に『二つの生き方』のアウトラインについて説明する練習する機会を見つけましょう。(多分まだあなたは全部の聖句を覚えていないかもしれませんが、この段階ではそれはまだ重要なことではありません。
d、福音を理解する (パート 2)
セッション 4 での話し合いの準備のために、付録のCDの中にある『福音について理解する パート2』(トラック 13から始まります)を聞きましょう。ここの話しから、アウトラインの次の3つの図の背景にある、聖書の素晴らしい真実に*ついてと、それらがどのように一致するのか についてのより深い理解が得られることでしょう。
話しを聞く時に内容について理解して覚えるために、下にあるアウトラインにメモをとりましょう。
福音について理解する
(パート2)
図 4:
イエス様の死
1、何故、イエス様の死が重要なのでしょうか。
2、鍵となる考え
a、イエス様と神様
b、イエス様と人間
3、選択肢
a、愛の*現れの一例
4、結論
図 5: 復活
1、何故、蘇りが重要なのでしょうか。
2、鍵となる考え
a、蘇り
b、イエス様は本当に昇天されたということ*
c、蘇りは何を意味するのでしょうか
3、選択肢
a、不死
b、蘇りは不可能であるということ
c、『霊的』な蘇り
4、結論
図 6: 二つの生き方
1、何故、二つの生き方が重要なのでしょうか
2、鍵となる考え
a、二つの生き方の間の道は無い
b、悔い改め
c、信仰
d、*改心
3、選択肢
a、貢献
b、あまりに早くて簡単
c、友人であるけれども主では無い
4、結論
セッション 4
1、宿題を見直しましょう
a、17ページにある祈りのリストから祈りましょう。何か付け加えることがあ れば、下に書きとめておきましょう。
b、二人ずつ組になって、お互いにアウトラインの図 4 - 6 の絵を説明しなが ら描いてみましょう。
良かった点
見直す点
2、福音について理解する (パート 2)
セッション3 での話し合いの続きで、福音とは何か、そしてそれはどのような流れで一致するのかを話し合ってみましょう。
a、ポイント 1 - 3 (天地創造、罪、裁き) は、私達が下に示したことについて理解するのを、どのように助けるでしょうか。
何故、イエス様は死に値いしなかったのでしょうか。
でもイエス様の死はどうなのでしょうか、何を達成したのでしょうか。
b、何故、蘇り(ポイント 5) について理解するために、イエス様の罪が無い人間性と彼の身代りの死について理解することが必要なのでしょうか。
c、ポイント 6 では、何故イエス様が私達の信頼する相手であり、私達が従う対象となるのでしょうか。
3、福音を*分かち合う
今までこのコースでは主に福音について『知る』ということを学んできま した。今回は、福音を『分かち合う』ことについて考えてきましょう。何を 基にして、どんな動機で、どのような方法でクリスチャンは福音を他の人達 に分かち合うべきでしょうか。
まずいくつかの聖書箇所を見ていきましょう。
a、第1コリント 9:19 - 23と10:31 - 11:1 を読みましょう。これらの聖句は、私達に何について教えていますか。
未信者と私達の関係について
未信者に福音を分かち合う動機について
b、第2コリント 4:1 - 6 と 第1ペテロ 3:15 - 16 を読みましょう。これらの聖句は私達に何を教えていますか。
メッセージの内容については?
メッセージを分かち合う方法については?
人々の反応に影響することについては?
4、宿題
a、未信者のために祈り、福音を分かち合う機会があたえられるように祈りましょう。
b、『二つの生き方』について学ぶ
*黙示録 4:11、ローマ 3:10 -12、ヘブル 9:27 の暗唱聖句の復習を続けましょう。
*第1ペテロ 3:18 (図 4 の聖句) について学びましょう。
*『二つの生き方』のすべての説明と絵を復習しましょう。
c、『二つの生き方』を分かち合う
あなたが『二つの生き方』の絵と説明を暗記できるようになったら、今度はあなた自身の言葉と話し方で覚えたことを伝えるように練習しましょう。あなたがこのことを練習できるようなクリスチャンの友人をみつけましょう。
セッション 5
1、宿題を見直しましょう
a、祈りのリストにある人達のために祈りましょう。もし何か付け加える祈り課題があれば、下に書き留めておきましょう。
b、二人ずつの組にわかれて、『二つの生き方』のアウトラインのすべての図についてお互いに絵を描いて説明をし、今まで学んだ聖句についてもできるだけ説明しましょう。
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良かった点
見直した方が良い点
2、どちらの道?
『二つの生き方』の良い点のひとつは、聞き手の応答に対して、自然にそして明らかな道を示していることです。福音に従って、誰かに『二つの生き方』を説明しているときに、私達には本当に二つの生き方しか無いので、その人に、あなたはどちらの道を取りたいのかと、自然に聞くことができます。その結果の最後の質問:
どちらの示された道をあなたは行きたいのでしょうか?
これは今まで質問されてきたことですが、聞き手の反応によって、どのような会話が導かれたかにより、基本的に5つの異なった答えがあります。それらを、5つの『どちらの道?』に分類してみました。
¥
明確な『いいえ』
¥
明確な『はい』
¥
『はい、でも今ではありません』
¥
『どっちつかず』
¥
『既にクリスチャンです』
5つの可能性を図で現すと下に示すようになります。
もちろん、私達は、会話は*流動的なものであって、人間関係の中で福音を伝えるのに何か月も何年もかかることがあることを知っておかなくてはなりません。でもこれらの5つの基本的な反応を知っておくことは、福音を分かち合った後で、私達がどのようにその相手に関わっていくことができるかを考える手助けとなります。
次のセッションでは、私達がそれぞれの反応に対してどのように扱っていくのか、簡単にみていきます。
3、『どちらの道?』1: 明確な『いいえ』
時には人々は、現在自分自身をボスとして生きている (自分の道) を認めるだけでなく、その状態に届まることを望んでいます! 彼等は『神様の道』に従いたく無いのです。
このような反応に対してあなたはどうするのかを話し合ってみましょう。話し合いの概要を書き留めておきましょう。
4、『どちらの道?』2: 明確な『はい』
誰かが、今はAの道の生き方であって、今はクリスチャンではないけれどもいつかはクリスチャンになりたい -- Bの道で生きていきたいと願う時に、明確な 『はい』と私達が呼ぶ分類になるのが、2番目の分類です。
この場合次のような会話になるかもしれません。
あなた: どの道があなたの生き方を一番示していますか?
友人: 神様による新しい道
あなた: じゃあ、今あなたはどのような生き方をしていますか?
友人: 『自分のやり方』だと思います。
あなた: あなたは生き方を今ここで変えたいと思いますか?
もしそう望むのなら、そうできますよ。
友人: はい、そうしたいです。
この時点であなたはどうすべきか、話し合いましょう。話し合いの概要を書き留めておきましょう。
5、宿題
a、未信者の友人のために祈りましょう。そして福音を分かち合う機会が与えられるようにいのりましょう。
b、『二つの生き方』について学ぶ
¥ 黙示録 4:11、ローマ 3:10 - 12、ヘブル 9:27と第1ペテロ 3:18 の暗唱を続けましょう。
¥ 第1ペテロ 1:3 を学びましょう。(図5の聖句)
¥
『二つの生き方』の全部の絵と説明を復習しましょう。
¥
あなた自身の『二つの生き方』の説明の練習を続けましょう。もし誰かに伝えるのなら、大きな声で話す練習をしましょう。
c、『二つの生き方』を伝える
¥
あなたは多分あなた自身の言葉によって『二つの生き方』を伝えようとする準備ができていることでしょう。今週は伝えることができる機会を探し、またそのために祈りましょう。またあなたは友人や家族の中の誰かに正直に「最近学んでいるコースで『(今まではあまりうまくできなかったのだけど)自分の信仰について説明する』というのを学んできました。それでもしよかったらあなたに説明する練習をしてもかまわないでしょうか?説明がわかりやすいかどうかコメントをしてもらえると助かります」と言ってみるのも良いでしょう。
¥
別の選択肢として、もし良い機会があれば、あなたのグループのリーダーが、あなたが誰かに福音を分かち合う経験
d、どちらの道?
セッション5の中の二つの「どちらの道? (明確な『いいえ』と明確な『はい』)」の*場面のメモをもう一度見てみましょう。これら二つの会話を親しみやすくしてみましょう。もし必要なら付録 iv の概要を利用しましょう。 特に「明確な『はい』」に注意しましょう。もし誰かがクリスチャンになりたい時、どのように手助けしたいか明らかにしておきましょう。
せッション
6
1、宿題を見直しましょう
a、祈りのリストに載っている人達のために祈りましょう。それから誰かに福 音を分かち合うことをどのように求めていったかを話しましょう。付け加える祈りの課題があれば、下に書き留めておきましょう。
b、二人ずつの組になって、自分の言葉による『二つの生き方』を分かち合い ましょう。あなたのやり方によって絵を描いても描かなくてもよいでしょう。 (もし絵を描きたい場合、下の空白を利用すると良いでしょう。)
良かった点
良くなかった点
2、どちらの道? 3: 『はい、でも今ではありません』
3番目の「どちらの道」に対する反応は、クリスチャンになる必要を知りながらも今の時点ではそうしたくない人の答えです。このような会話になるかもしれません。
あなた: どの道があなたが一番望む生き方でしょうか?
友人: 神様による道です、絶対に。
あなた: あなたは今どの道を歩んでいますか?
友人: 自分自身で決める道です。
あなた: もしそうしたいなら、あなたは今あなたの生き方を変える ことができます。そうしたいですか?
友人: いいえ
今ではありません。
この後どうのように話せば良いか話し合いましょう。話し合った内容のメモを下に書く留めておきましょう。
b、二人ずつの組に分かれて自分自身の言葉による『二つの生き方』を分かち合いましょう。絵を描いても描かなくてもどちらでも良いです。(もし絵を描きたければ、下にある空白を利用してもよいでしょう。)
良かった点
努力すべき点
3、一般的な質問にどのように答えるか
a、あなたが『二つの生き方』を説明している間に
普通には、どのような質問や反論に答える前に、できれば『二つの生き方』の6つの基本的なポイントを説明するほうが良いでしょう。もしできればあ なたの話しが終るまで質問を待ってもらって、後で質問に戻ってきましょう。 多くの場合、早い段階 (例えばポイント3)で反対意見がでてきますが次のス テップで扱います。*その効果があるようにあなたが分かち合い全体を通して印象づけることが大事です。
b、説明が終ったら
説明が終るまで後回しにしておいた反対意見や質問をどうすれば良いでしょう。質問に答えたりその人の福音に対する応答を理解するのにどのように その人に関わるべきか、どんな態度や原則を決めるべきでしょうか。
態度
原則
(付録 ii の『よくある質問に対する答え』も参照してください。)
4、『どちらの道?』4: どっちつかず
*『二つの生き方』を分かち合う時によくある応答として、中間にいる人達を 捉まえるために、彼等自身が 図6 にある二つの場合のどちらをも選びたくな いということがあります。
あなた: それでは、あなたはどちらの道を選びたいですか?
友人: もちろん、神様の道です。
あなた: ではあなたは今どちらの道にいると言えますか?
友人: ええとノ 中間です、二つの道の間の半分のところです。
このような時あなたはどうしたら良いか話し合いましょう。グループの話し 合いの概要を下に書き留めておきましょう。
5、『どちらの道?』5: 既にクリスチャン
4番目の応答は、相手が既にクリスチャンであると告白した時のものです。多 分下に示すような会話になるかもしれません。
あなた: どちらの道があなたが選びたい生き方でしょうか?
友人: 神様の道です。
あなた: ではあなたは今どの道にいるでしょうか?
友人: 神様の道です。
この場合次に何をすべきか話し合いましょう。グループの話し合いの概要を下に書き留めておきましょう。
6、宿題
a、未信者の友人のために祈り、福音を伝える機会が与えられるように求めましょう。
b、『二つの生き方』について学ぶ
*黙示録 4:11、ローマ 3:10 - 12、ヘブル 9:27、第1ペテロ 3:18、第1 ペテロ 1:3 を繰り返し覚えましょう。
*ヨハネ 3:36 を覚えましょう。(図6 の聖句)
*『二つの生き方』の説明と絵をちゃんと覚えているか確かめておきましょう。
c、『二つの生き方』を分かち合う
今週中に誰かに福音を伝える機会が与えられるよう続けて祈りましょう。*も し丁度良い機会が与えられたら、あなたのグループリーダーが福音を伝えた 経験について教えてもらうようにするのも良いかもしれません。
d、どちらの道?
セッション6 で学んだ3つの『どちらの道?』の場面でのメモを見返してみま しょう。これらのような会話に*慣れるようにしましょう。
セッション7
1、祈り
a、この6週間位にあなたが学んだことを見返してみましょう。神様に感謝して、そしてあなたの友人のために祈り続けましょう。
b、このコースを学んでいる間にあなたがキリストについて他の人達に話すことができた機会について分かち合い祈りましょう。
2、私をキリストに導いてください
セッション1
で、もし機会があったなら、私達はどのように福音を伝えたら良 いかについて話しました。あなたは今ではそれができるように整えられまし た。二人づつの組に分かれて役割を決めて交替で、『二つの生き方』のアウトラインに基付いたあなた自身の言葉によって福音を分かち合いましょう。 下の空白を絵を描くのに使うと良いでしょう。